数珠(じゅず、じゅじゅ、ずず などと呼ぶ)、珠を繋ぎ、輪にして、手にかけて用いる法具です。
念仏の回数を数える為に使用するので、念珠(ねんじゅ)とも呼ばれます。
使い方は宗派によって異なりますが、基本的には短い数珠はそのまま左手に持ち、
長い数珠は二連にして左手に持ちます。
合掌(がっしょう、手を合わせる)の際は、こすり合せて音を出さない方がよろしいかと思います。
(僧侶が合図の為に音を出す事があるが、一般の方は音を出さない。)
珠の数は108、54、42、27、21、18、14など様々です。
108の数は除夜の鐘と同じく、煩悩(ぼんのう)の数を表しており、
人間の煩悩を取り去る目的で数珠を使用します。
余談ですが、集団の中のリーダーを親玉(おやだま)と呼ぶ事がありますが、
それは数珠の一番大きい珠(玉)を親玉と呼ぶ事に由来しています。